「徹底的に敵をヘコます法」ガイ カワサキ

いわゆるマーケティング・ノウハウとは、市場を作る方法ではなく、独占を作ることだ。

つまり、諸君が競争相手に対してなすべきことは、破壊や追放ではなくて、混乱させることなのである。

アップルは、IBMを業界からたたき出しはしなかった。

しかし、IBMをアップルの後追いをするハメに追いやったのである。

よい敵というのは、常に、その産業の第一人者であり、より古く、より大きい会社だ。

対して、悪い敵は、攻撃的で、ハングリーで、たちの悪い戦い方をする新参者ということになる。

巨大な敵に対する場合は、必ずしも、敵を完全に殲滅できなくても、単に市場でシェアを食うだけでも「勝利」として定義づけることができるが、一方、小さい敵に勝つためには、完全に絶滅させなければならない。