「未来に先回りする思考法」佐藤航洋

以下、気になった部分を抜粋。

「どうすれば現状のやり方を効率化できるか」と考える前に、「今も本当にそれをやる価値があるのか」を優先して考える癖をつけることをお勧めします。

 

大きなリターンを出すためには、適切な時に適切な場所にいることが重要です。

人間ひとりの努力によってできることは非常に限られています。

努力に頼るよりも、大きな流れに乗る方が、はるかに速く目的地に着くことができます。

 

短期間で大きな企業をつくりあげた企業経営者に会うと、意外な共通点があることに気付きます。

実は、彼らが、コミュニケーション能力が高く、リーダーシップや人望にあふれるスーパービジネスマンであることは稀です。

そのかわり、彼らが共通して持っているのが「世の中の流れを読み、今どの場所にいるのが最も有利なのかを適切に察知する能力」です。

 

物事がうまくいかない場合、パターンを認識するために必要な試行回数が足りていない場合がほとんどです。

サンプルが必要だと頭ではわかりながらも、感情的な理由から十分な数が集まる前にあきらめてしまう。

目標の達成を阻んでいるのは、実は人間の感情というフィルタだったりします。

 

私たちのサービスが成功した要因は、がむしゃらな努力でも画期的なイノベーションでもありません。

私たちはただ、波がくる少し前に未来に先回りして待ち受けていただけです。

 

リアルタイムの状況を見ると自分も含めて誰もがそうは思えないのだけれど、原理を突き詰めていくと必ずそうなるだろうという未来にこそ、投資をする必要があります。

 

私も起業して以来10以上の新規事業を立ち上げてきましたが、うまくいったものとうまくいかなかったものにはそれぞれある傾向がありました。

自分も他人もうまくいくと考えていた事業は失敗し、自分も含め全員が半信半疑である事業は成功したのです。

他社で巨大なサービスを作ったプロデューサーや経営者に立ち上げ当時の話を聞いてまわったところ、驚くことにみな口々に同じことを語りました。

 

周囲の人にもチャンスとわかるようなタイミングでは遅いのです。

自分でも成功確率が五分五分というタイミングが、本当の意味でのチャンスです。