機能性嚢胞メモ

機能性嚢胞

機能性嚢胞は、卵巣内の液体で満たされた空洞(卵胞)から生じます。1つの卵胞には1つの卵子が入っています。1回の月経周期につき、通常は1個の卵胞から1個の卵子が放出され、卵子が放出された卵胞は消失します。しかし、排卵が起こらないと、卵胞が大きくなり続けて大きな嚢胞を形成することがあります。

機能性嚢胞は、月経のある女性の約3分の1にみられます。閉経後に発生することはほとんどありません。

機能性嚢胞には以下の2種類があります。

①卵胞嚢胞:卵胞内で卵子が成長する過程で発生します。

②黄体嚢胞:卵胞が破裂して卵子を放出した後に形成される組織から発生します。この組織は黄体と呼ばれます。黄体嚢胞からの出血によって卵巣が膨らんだり、破裂することがあります。嚢胞が破裂すると、中にあった液体が腹腔に漏れ出し、激しい痛みを引き起こすことがあります。

ほとんどの機能性嚢胞は直径約1.5センチメートル未満ですが、まれに5センチメートルを超えることもあります。機能性嚢胞は通常、数日から数週間で自然に消失します。

⇒良性の卵巣病変

吸収性縫合糸

⇒エチコンの合成吸収性縫合糸

⇒「吸収糸」

・抗張力保持期間…糸としての形は残っていても、すでに加水分解されて糸としての引っ張る力がなくなるまでの期間。

・完全吸収期間…糸が形として全くなくなってしまう期間。抗張力がなくなれば、速やかに吸収されるようになっている。

吸収性縫合糸は、抗張力保持期間や完全吸収期間によってさまざまな種類があり、糸によって、2か月で吸収されるもの、1か月で吸収されるもの、10日ほどで吸収されるものなどがある。