嫁が初めての出産を終え子供と共に無事退院できたためその体験をまとめます。
出産したのは無痛分娩で有名な北区にある「スワンレディースクリニック」です。
もともと無痛分娩を希望していた嫁
嫁と付き合って1,2年目に、将来のことを軽く切り出したとき(池袋サンシャインで歩き疲れてベンチで休憩中に)、その回答が
「無痛分娩がいい(小声)」
だったことをよく覚えています(笑)私は結婚まで考えているということを暗に伝えたかったのですが、その回答がまさかの分娩方法だったので笑ってしまいました。
そして去年2023年の夏に妊娠し、産院は嫁が自慢のリサーチ力で口コミ等々調べてくれスワンレディースクリニックに決定。
HPを見ると産婦人科の専門病院で建物がとても可愛く豪華で驚きました。
通院中にここの先生の書いた本「出産に『痛み』はいらない」を購入し2人で読んでから出産に挑みました。
分娩前日
入院は分娩の1日前から。通常なら5泊6日、帝王切開なら6泊7日で退院となります。
分娩前日、朝の7時45分到着厳守のため通勤ラッシュで混む前に出発。
到着すると2階のLDRという分娩室へ直行します(LDRはLabor(陣痛)・Delivery(分娩)・Recovery(回復)の頭文字をとった略語だそうです)
分娩・入院用に持参した大荷物たち。
翌日の早朝3時から分娩が始まるため、嫁は到着後すぐに麻酔の準備をしたり子宮口にバルーンを入れたり陣痛促進剤を飲んだり慌ただしくなります。
旦那はその間、LDRの外に出されラウンジで待機。
嫁から戻ってきていいとLINEで連絡。このような個室の中央に分娩代が置かれています。
すでに硬膜外麻酔が効いている状態。徐々に脚の感覚が薄くなっていくようです。
奥の機械が嫁の、手前の機械が赤ちゃんの数値を表しています。
上の数値が赤ちゃんの心拍、下の数値がNST(ノンストレステスト)といって100を超えないと赤ちゃんは生まれてこないそうです。100に近づいてくると痛みが増してくるようですが、無痛分娩の嫁の場合、お腹が張るくらいで痛みは感じなかったようです。
陣痛を促すため陣痛促進剤を定期的に飲んでいきます。
生まれた後に赤ちゃんの体重を図る体重計が置いてありました。
立ち会い出産ではスマホやデジカメでの撮影が許可されています(説明用紙にはスマホNGと書かれていましたが健診時に助産師さんに確認するとスマホもOKという話でした。スマホを持って歩き回り邪魔になるのが理由だそうです。あと分娩時は旦那も嫁の枕を持ち上げ手伝うよう言われるので手が空きません)。以下のようなスマホホルダーが麻酔や点滴のぶら下がるスタンドに固定されています。
持参したGOproも固定できました。
リラックス用にアロマをたいてくれます。
その後、朝の8時~深夜までひたすら待つ時間になります。嫁は定期的に陣痛促進剤を飲んだり麻酔や点滴の量を調節されたり、私は13時頃に部屋の案内をされるくらいでそれ以外はただ見守るだけ。12時間以上あるためとにかく時間が長いです。朝も早いのでウトウトすることも。
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その後、21時~24時まで部屋で待機。仮眠をとるつもりでしたが寝られませんでした。
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24時過ぎに嫁から麻酔で気持ち悪いと連絡がありLDRへ。
LDRで嫁と30分ほど話していると、そこへ先生がやってきて子宮口の開き具合を確認し
「いけそうですね。分娩始めましょう」
と日付が変わってまだ間もない時間帯から分娩が始まることに…!
(先生の本には翌朝3時から分娩を始め経産婦は朝7時、初産婦は朝9時頃に生まれると書いてありました)
急なことで私も心の準備ができない中、嫁についてはまだこれから分娩が始まることが分かっていないようでした(笑)
その後、機材が運び込まれ、助産師さんも2人やってきて、NSTのグラフに合わせ嫁にイキむよう声をかけていきます。
そして、分娩が開始されて15分後・・・
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髪の黒々とした赤ちゃんが誕生しました!
がんばった嫁と赤ちゃん。
へその緒もケースに入れて渡してもらいました。干からびたへその緒しか見たことがありませんでしたが、もともとはこんなに白くてぷにぷにしているようです。胎盤も触ったり写真を撮らせてもらいましたがさすがにグロいので省略。
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その後、嫁が抱っこしたり初乳をあげたり体重を測ったり2時間ほどして落ち着いてから部屋へ移動。
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スワンでプロのカメラマンに撮ってもらった写真(1枚無料)。
初めて子供ができた感想や無痛分娩やスワンレディースクリニックについてまとめると、
- 嬉しいや感動よりとにかく心配が先
- 生まれてから泣き声をあげるまで「大丈夫か、大丈夫か」という焦り
- 頭が見えた瞬間は正直ギョッとした
- 嬉しさや感動よりもいつになったらこの心配から解放されて喜んでいいのかという気持ち
- 立ち会いで産まれてきた瞬間を見ても父親になった実感はまだない
- 嫁は麻酔を効かせているあいだに何度か吐いたりはあったものの分娩時の痛みはなし
- 心配した後陣痛の痛みもあまりなく出産自体とてもスムーズに終えられた
- ナースステーションで赤ちゃんをいつでも預かってくれるため十分体力回復にあてられた
- 食事が美味しくとにかく豪華
- 親身になってくれる助産師さんが多く育児について親切に教えてもらえた
でした。
私自身、もともと泣いたり感情豊かなほうではありませんが、出産を通していきなり父性爆発とか涙が止まらないということはなく、赤ちゃんが見えた瞬間から「え、大丈夫??」という心配がずっと続いたという感じでした。そしてこの心配は子供が成長する中でもずっと続きそうな気がしています。
これからは登場人物がもう1人増えた3人の家族として健やかに平穏な毎日を暮らしていきたいと思います。
がんばってくれた嫁と赤ちゃんに感謝です。
スワンの部屋や食事については以下にまとめています。
スワンレディースクリニックの院内の様子【食事・部屋(デラックス)】 【食事レポ】スワンレディースクリニックのお祝いディナーを食べてきた