2018年7月に初めて「夜行列車」に乗ってきました。
乗ったのは「東京-出雲」間を走る『サンライズ出雲』です。
東京から出雲は飛行機だと1.5時間で行けるのに対し、夜行列車で行くと12時間かかります…。
しかしそれでもあえて乗ったのは、
「夜行列車に一回乗ってみたかったから…!」
というわけで、夜行列車「サンライズ出雲」に乗ってきたときの様子をご紹介します。
サンライズ出雲・瀬戸とは?
サンライズ出雲とは、「東京-出雲」間を走る夜行列車です。
現在、日本で唯一「定期運行」している夜行列車で、出雲大社への縁結びを目的とした女子旅なんかにもよく利用されているそうです。
東京駅から毎日22時に出発し、翌朝の10時に出雲市駅に到着します。
ちなみに岡山で車両が分割し、出雲へ向かう車両(サンライズ出雲)と四国へ向かう車両(サンライズ瀬戸)に分かれます。
サンライズ出雲の料金・個室タイプ
サンライズ出雲の料金ですが、正直言って高いです…。
(飛行機に乗った方がずっと安く、そして早く着きます笑)
主に部屋のタイプは、大きく分けて以下3つです。
2人部屋(サンライズツイン)
1人部屋(シングルデラックス・シングルツイン・シングル・ソロ)
個室なし(ノビノビ座席)
上から順に高くなっていきます。
料金は、
「運賃+特急料金+寝台料金」
の3つを足した料金になります。
東京-出雲間であれば、運賃11,990円+特急料金3,240円で、これに寝台料金が上記のどのタイプを選ぶかによって変わってきます。
1番高いのは2人部屋の「サンライズツイン」で、15,120円(2人分の料金)。
一人部屋は、シングルデラックス(13,730円)>シングルツイン(9,430円)>シングル(7,560円)>ソロ(6,480円)の順で高くなります。
そして「ノビノビ座席」は、個室なしのカーペットの敷かれたフロアで雑魚寝するタイプで、寝台料金わずか500円で乗ることができます。
詳しくは「サンライズ出雲の寝台料金」をご覧ください。
今回、私たち夫婦が購入したのは、シングルデラックス1枚+シングル1枚で、合計料金は、
「51,750円」
でした。
飛行機を早めに予約したら2人で3万円もしないことを考えるとやっぱり高いですね(笑)
サンライズ出雲のチケットを予約してみる
チケットは「1ヶ月前」から予約できます。
ただ面倒なことに、ネットで販売していないので「みどりの窓口」まで行って買う必要があります。
さらに、通常の1人部屋はカンタンに予約できるのですが、2人部屋の「サンライズツイン」は4部屋しかないため、販売時刻の朝10時から数分で売り切れてしまうそう…。
【並んで予約した人のブログ】「なかなか取れない寝台特急「サンライズ出雲」のプラチナチケットを手に入れるためにやったこと」
しかし、さすがに朝10時から並ぶガッツはなかったので、普通に起きて1ヶ月前のお昼過ぎにみどりの窓口へ。
すると案の定「サンライズツイン」は全て満席で、さらに第二候補として考えていた「シングルデラックス」まで満席の状態…。
繁忙期でもない普通の平日なのに、まさかこんなに人気だとは思いもしませんでした。
「シングル」×2で予約しようかと思っていると、1日前なら「シングルデラックス」が1つ空いているという話だったので、旅行期間を1日延ばして「シングル+シングルデラックス」で予約することにしました。
ちなみに「シングルデラックス」は、1人部屋に洗面所が付いた少し広めの部屋になります。
サンライズ出雲に乗ってみた
そして1ヶ月後の当日。
東京駅22時発で、大体15分前から乗車することが出来ます。
駅弁を買ってホームへ行くとすでにサンライズ出雲が到着していました。
外から部屋の様子が見えます。
乗車します。
シングルデラックスの部屋の様子
シングルデラックスの部屋の中です。
ベッド+洗面台+机があります。
部屋の全体像がちょっと分かりにくいですが、2~3人は優にくつろげるくらいのスペースがあります。
列車が走り出して5分ほどで車掌さんがチケットの確認にやってきました。
コンビニで買った夜食たち。
車内は自動販売機以外何もないので乗車前に買いましょう。
部屋の鍵はこんな感じ。
部屋を出る際は、暗証番号を自分で設定して鍵を掛けます。
サンライズ出雲のアメニティグッズ
シングルデラックスにはアメニティグッズが付いていました(通常のシングル部屋にはなし)。
320円するシャワーカードが無料でついてきます。
アメニティグッズの中身はこんな感じ。
レアなJRのロゴつきの石鹸(笑)
シングルの部屋の様子
続いてシングルの部屋の中。
シングルデラックスと比べるとかなり狭くなります。
寝転がるとこんな感じ。
その他車内の様子
その他、車内を散策してみました。
洗面台。大体1車両につき1~2つ付いています。
トイレ。
自動販売機。
シャワーカード販売機。
ミニラウンジ。8席しかないので酒盛りをするおっちゃんたちに占拠されがち(笑)
シングルだと空きのある部屋もたくさんありました。
シャワールーム
シャワールームです。
一応利用しましたが、混む上にタオル持参、320円という料金を考えると、乗車前にシャワーを浴びてくることをおすすめします。
6分間だけお湯が出るようになっています。
ちなみに、シングルデラックスの利用客専用のシャワー室が存在します。
駅弁
東京駅の「祭」で買った駅弁です。朝ごはんに食べました。
遅延しました
乗車した週が西日本豪雨の時期と被ったため、2時間以上の遅延での到着となりました。
早朝5時くらいから遅延を伝えるアナウンスが始まり、その後、各駅に停車する度に乗り換えや遅延のお知らせが部屋に流れ…。
まったく眠れませんでした…!
アナウンスが流れる度に起こされるので、後半はアナウンスするおじちゃんの声が憎く感じるほどに(笑)
夜行列車に乗っている時点で、早く着くことよりも快適な旅を楽しむこと優先なはずなので、もう少し考慮してくれたらと思いました(-_-;)
出雲市駅に到着
出雲市駅に到着したのは2時間遅れの12時過ぎ。
遅延を理由に特急料金が2人合わせて6000円ほど返ってきたので、急ぎの旅ではない私たちにとってはお得感がありました。
出雲大社はここからバスまたは電車に20分ほど乗って向かうことになります。
ちなみに島根はこの日から4日間ほど連続で雨でした(泣)
サンライズ出雲に乗った感想・ポイント
2階でも思ったほど揺れない
ラウンジは狭く先客がいる場合が多いので、サンライズツインかシングルデラックスを取って部屋でのんびり過ごした方が良い
列車内でやれることは意外と少ない。Wi-Fiもなくトンネルに入る度にネットが途切れる
遅延時のアナウンスがうるさい(しつこい)
シャワー室を使う場合、先客がいても部屋に戻らずシャワー室の前で待っていた方が早く使える
1回乗ったらもう満足(笑)次は豪華客船に乗ってみたい
サンライズ出雲に乗った体験談は以上です。
出雲へ旅行する際は選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。