多摩センターで開かれた「サンリオ」の株主総会に行ってきました。
サンリオの株主総会に出るのは去年に続いて2回目。
この日、カドカワ・シーボン・そーせいの4社が被ってどの株主総会に参加するか迷いましたが、社長が一番高齢(90歳)でいつまで話を聞けるか分からないサンリオを選びました。
久しぶりに多摩センターに行くと、駅のサンリオ推しがより強くなっていました。
開始15分前に行くと会場の入り口に100人以上並ぶ大行列。
去年と同じくサンリオのキャラクターが来ていました。去年はぐでたまでしたが今年はシナモンロールでした。
抽選でくじをひくとタキシードサムという初見のキャラクターのまな板が当たりました。
株主総会は14時~16時の2時間。
サンリオは今年で57周年なんだそう。
業績は減収減益で芳しくありませんでしたが、ピューロランドの来場者数がオープン初年度に迫る勢いで増えている点や、台湾・香港で人気のぐでたまを今年から中国本土でも販売していくなど明るい材料もあるという話でした。
後半はいつもの懇親会「このごろ思うこと」で社長のお話。
今回はサンリオを作ったきっかけや会社を興したときの話を聞かせてくれました。
社長が子どもの頃は誕生日にプレゼントをもらう習慣がなく、教会で初めてプレゼントをもらったときとても嬉しく、「人はプレゼントをもらうと幸せな気持ちになる」と強烈に心に残ったのだそう。
大学卒業後、県庁に10年務めた後に起業を決めると、副知事やお偉いさんたちが資金を援助してくれ、サンリオを設立したそう。
(組織を抜けて起業する33歳の若造に副知事がお金を出してくれるという話が凄いですが…)
そして人にプレゼントできるような商品を売っていた際、キャラクターを付けて売ると更に売れると分かり、アンパンマンのやなせたかしなどにお願いして描いてもらっていたのが、最終的には自社でデザイナーを雇って描いた方が儲かるというのでキティちゃんやマイメロを作ることになったという話でした。
面白かったのは、「とにかく片っ端から(キャラクターを)作って売るんですよ。そうしたらどれか売れるんです」と笑いながら話していたこと。
アフィリエイトもそうですが、どのサイトが当たるか分からない以上とにかく数をこなして当たる確率をあげるというのが、サンリオレベルの大きい会社でも同じことをしているんだなと分かりました。
確かに最近のサンリオはよくわからないキャラクターをたくさん出してますからね^^;まぁあれは近年可愛い一辺倒のキャラでは人気が出なくなってきているため、ぐでたまのようなズラしたキャラを当てにいっているようですが。
今まで10社ほど株主総会は参加しましたが、基本的にどこの会社も株主総会は面白くない中、サンリオだけはいつも社長の話が面白いので、また来年も参加したいと思います。