現在アフィリエイト4年目です。
2014年の半ばに会社を辞めてアフィリエイトに参入。
2016年に法人化して現在2期目にあたります。
ここ1年業績低迷中のため、初心に帰る意味でも1年目のことを振り返ってみようと思います。
会社を辞める前
もともと新卒で入った会社でSEをしていました。
給料は残業代込みで25~30万程度。
17~18時の1時間は残業代が出ないものの、それ以外の残業代はすべて出る上、遅くても21時には帰れる、有給や連休も取りやすいというホワイト企業でした。
そんな会社から転職する気も独立する気も1ミリもなかったのですが、社内の人間関係・仕事のストレス・資格受験の失敗・健康診断の結果などいろいろな要因が一度に重なった結果、会社を辞める決意をすることに。
きっかけは家入一真の「お金が教えてくれること」を読んだこと。
同期に「都知事選に出た起業家で面白い人だよ」と教えてもらい、書店で試しに買って読んでみたところ、当時サラリーマンだった自分にとって目からボロボロ鱗が落ちるような内容でした。
それを読んで「会社を辞めても大丈夫だな」と感じた私は1ヶ月後に辞表を提出し、3年間勤めた会社を辞めました。
意外だったのは、不安が一番大きかったのは辞める直前で、辞めてからは不安が嘘のようになくなったことです。後はもうやるしかないと腹が座るようです。
アフィリエイト1ヶ月目
会社を辞めた翌日にサーバとドメインを取得し、wordpressをインストールしました。
それまで友人(アフィリエイター)のライターとして副業はさせてもらっていたのですが、自身でwordpressを使ってアフィリエイトをやるのはこれが初めて。
もちろん月の収益は0円からのスタートです(貯金は100万円ありました)。
にも関わらず独立に踏み切れた理由は、その友人から月50万円稼ぐサイトを見せてもらっていて、
「これなら俺も出来そう。俺ならもっと面白い文章が書ける」
と調子づいていたのがあります(笑)。
辞めてからは、家に引きこもって記事を書き続ける日々。
作業時間としては1日12時間くらいで、起きているあいだはずっとアフィリエイトのことを考えていました。
外に出かけるのは、週1彼女と遊ぶときと食べるものがなくなったときの買い出し時のみ。
どうやったら稼げるサイトになるのか、どんな記事が稼げるのかまるで分からないので、とにかく思いついたネタで毎日2~4記事更新し続けました。
最初の1ヶ月で新書2冊分程度(30万文字)書きましたが、当然収益は0円で、サイトに訪れてくれるユーザーも1日1~3人ほどでした。
アフィリエイト3ヶ月目
3ヶ月目で初めて収益が発生しました。
A8を通して2000円の発生があり、それを見たとき自分のサイトから売り上げがあったことが信じられず心臓がバクバクしたことを覚えています。
相変わらず毎日記事を書き続ける日々で、深夜に気分転換とアイデア練りのために散歩する機会が増えました。
アフィリエイターの友人が外注ライターを使って記事を量産するのを横目に、
「お金も知識も経験もない自分は、とにかく手と足を動かすしかない」
と考え、少しでもネタになると思えばすぐに現地まで飛んで行って写真を撮って当日中に記事を書いて更新していました。
また、その友人と飲みに行き、会社を辞めてアフィリエイトを始めたことの報告をし、アドバイスを受けました。
当時書いていた日記を読み返すと、友人を非常にライバル視しており、どうやったら友人を追い抜けるかばかり書いていました(笑)。
アフィリエイト6ヶ月目
4ヶ月目以降、ポツポツ発生するようになり、6か月目で初めて収益が10万円を超えました。
まだまだ生活できないレベルの弱小アフィリエイターですが、徐々に自信がついてきてTwitterを始めたのもこのあたりです。
それまで友人の月50万円をMAX値として捉えていましたが、Twitter上に一人で月に数千万円稼ぐアフィリエイター、組織化して月に億単位を稼いでいるアフィリエイターがいることを知ります。
それを知って改めて、この道を進んで大丈夫だと確信を強めます。
Twitterで自分と同じように10~30万円稼ぐアフィリエイターの動向をチェックしつつ、コツコツ作業を続けました。
Twitterを通して、自分が取り組んでいる手法がホワイトハットといわれる手法であること、稼いでいるアフィリエイターの多くはブラックハットという手法を用いていることなどを知ります。
作業時間は変わらず毎日10時間以上続けていましたが、気分転換も兼ねてマックへ行って100円のコーヒーを飲みながらスマホで記事を書くことも増えました。
アフィリエイト9ヶ月目
月の収益がついに50万円を超えました。
念願のノート型PCを購入し、マックや図書館で作業する機会が増えました。
そしてこの時期に、収益が倍増する一つの「気付き」を得ます。
それまでただひたすら記事を書けば書くほど収益は増えると考えていました。
しかし、当時購入したアナリティクスの本を読みながらサイトのアクセス解析をしていたところ、ある重大なことに気が付いたのです。
それは、
「収益の80~90%が僅か1,2ページから発生している」
という事実でした。
300記事以上書いたにも関わらず、その中から収益に貢献しているのはたったの数ページだったのです。
それを見て、
「え、今まで沢山記事を書いた意味は…?」
「このページから収益が上がらなくなったら終わりだ…」
と強烈な焦りを覚えました。
(実際は、収益に繋がっていないページもドメインパワーに貢献しているため、記事を量産したことに意味がないことはないのですが)
その後、収益を上げているページが、とあるワードでGoogle検索の5位前後に入っていたことを知ります。
この事実を知った後、このページを強化すれば更に収益を増やせると考え、該当ページのリライトと長文化、別ページからの内部リンクの強化、カテゴリの再構築などを行っていきます。
サイトのテーマを大きく変えたのもこの時期です。
「書きたいこと」から「稼げること・Googleが求めていること」を書くよう意識が変わりました。
ブロガーの視点からアフィリエイターの視点に変わった瞬間だと思います。
この結果、目に見えて収益が増えていきました。
アフィリエイト12ヶ月目
アフィリエイトを始めてちょうど1年目で収益が月100万円を突破しました。
この頃になると、毎月増えていく収益がお金ではなくゲーム上の値のように感じられ、現実感が得られないようになってきました。
かといって散財することはなく、ただ彼女とお店に行ったとき値段を気にせずに料理を注文できるようになったくらいで、最初にしたことは200万円の奨学金の返済でした。
この頃、Twitterを通したアフィリエイターの飲み会があり、初めて友人以外のアフィリエイターと知り合います。
アフィリエイトの情報交換というより、純粋に同じ仕事をしている同士で語り合えるということが楽しかったです。
このときの飲み会をきっかけにTwitterを卒業し、代わりにそのとき仲良くなったアフィリエイターと飲みに行く機会が増えるようになりました。
アフィリエイト1年目まとめ
やったことは大きく2つ。
起きているあいだは常にアフィリエイトについて考え、1日10時間以上作業する
ある程度量をこなした後は、その結果をもとに伸ばせるポイントを探し、そこに集中投下する
まずはがむしゃらに何でもやること、そしてある程度の時期が過ぎたら、そこから得られたものを解析してリターンの大きい場所に資産を集中投下すること。
これが1年目の結果に大きく結びついたのかと思います。
また、会社を辞めても変わらず付いてきてくれた彼女(嫁)の存在も非常に大きく、今でも感謝しています。
お金も情報も人脈もない状態からでも、アフィリエイトは稼げます。
あるアフィリエイターが言っていた「アフィリエイトは敗者復活戦」というのは、本当にその通りだと思います。
アフィリエイト4年目の今でもアフィリエイトのことは大好きなので、これからも初心を忘れずアフィリエイトに携わっていこうと思います。
2018年も頑張ります。